文系私大生の徒然日記

来春から社会人

仕事では男女平等を叫んでも、恋愛ではリードされたいという矛盾

奥さんには専業主婦になって欲しい。

内定式後の懇親会で同期の男の子が放った言葉である。今の社会が男女平等とか共働きを叫んでいる風潮の中で、初対面の同期の総合職の女子に、このセリフを言うのは、何も考えてないからこその本音なのだろうか。

フェミニストを装うことは簡単で、その方が女性にも支持されると思う。世の中に専業主婦になりたい女性がどれだけいるのか分からないし、私は働き続けたいと思ってるから考えが偏ってるのかもしれない。だけど、専業主婦になって欲しいというセリフは下手したら、亭主関白的な考えの持ち主で、男は仕事女は家という前近代的な偏見を持っていると思われかねない。その上で、フェミニストを装わずに専業主婦になってほしい、むしろ専業主婦になって欲しいと考えている自分こそが、女性に優しくて理解ある男性であるかのように振舞ってる彼らについて色々と考えてしまった。

私は専業主婦を毛嫌いしてるわけではない。母は長年専業主婦だったし、何故これほどまでに専業主婦になって欲しいという言葉にとらわれてるのか自分でも分からない。

しかし、私もまた自分の中で矛盾を抱えているから、人のことをとやかく言える立場ではないのである。仕事では男性と同じように評価されたいと思いながらも、恋愛面では男性にリードされたいと思っている。エスカレーターで先に乗らせてもらったり、無理しないでねと言われたり、女の子扱いされることに嬉しく思ってしまう。なんともジェンダー論は難しい。

私は私で、君が仕事をするのを応援してる。でも辛くなったらいつでも辞めていいよ。と言ってくれる人と結婚したいって思ってるし。やっぱり矛盾してる。

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